第22章 ♡Story４５♡　本当の気持ちを...

「っざけんなよ！！」



「っ！？」



陸は再び声を荒らげ百合に詰め寄った。



「っお前、この手紙に“傷つけてごめんなさい”って書いてあったよな？
“直接謝りたい”って......

これがお前の本当の気持ちなのかよ！
っどんだけお前は、俺のことを裏切れば気が済むんだよ！！」



「っ陸、
本当にごm..「ごめんなさい言う前に、お前の本当の気持ちを言えよ！」...っ」



「......俺がお前を諦めたのはな......
百合に幸せになってもらいたかったからなんだよ。

俺よりもずっと、あの人が百合を幸せにしてくれるって......



あの時からずっと思っていた......だから......」



「っ......」



「っなのに何でお前は！
自分の気持ちに嘘なんてつくんだよ......これが、お前の本心なわけねぇだろ？

俺お前の幼馴染だぞ？今その気持ちが本心か本心じゃないかだなんて、

すぐわかる......」



「......。」



「アイツを好きだなんて、嘘なんだろ？
何でそう簡単に、手の平返すような事したんだよ......

この裏切られた気持ち、お前が一番わかってんだろ？

ここにいるみんな、アイツがお前と釣り合っているだなんて誰も思っちゃいねぇんだよ。
だって、お前を幸せにできんのは......この人だけだろ？」



陸は太輔に視線を向けた。



「......。」



だが百合は視線を向けず、顔を俯かせていた。



「顔逸らすんじゃねぇよ！本当はあの人のところに戻りたいんだろ！？
だからそうやって、顔を逸らすんだろ......」



「っ違うもん！！」



「何が違うんだよ！！
だったらちゃんと、藤ヶ谷先生を見ろよ！！」



「っ......」



「......またそうやって逸らす。
ホントお前の癖、昔から変わんねぇな......」



「っだから違う！！」



「顔を俯かせるとこ、突然声を荒げるとこ......
まんまお前が嘘ついている時と、同じ行動だよ......」



「っ......」