第21章 ♡Story４５♡　婚約披露宴パーティー

「......。」



「とにかく、彼は一生懸命に探してくれたんだ。
どの誰よりも、必死にね......」



「っやっぱり......百合には貴方がお似合いだ......。
そこまでして、百合のこと......」



「あぁ......一度、すれ違ってしまったけど俺は、





















































アイツを愛してる......」











俺は百合を愛してる......



この世界の中で誰よりも百合を......


















愛してる。



















「......百合もきっと、貴方のことを愛してます。
誰よりもずっと......先生と同じように愛しています......」



「......。」



「だって小学生の時からずっと大好きだったんですよ？
陸と付き合っている間でも、貴方を忘れられていなかっただろうし......
そう簡単に嫌いになるわけないです。

俺らに交際のことを話してくれた時のあの眼......
凄く伝わってきました、貴方を愛していると......」



「だからこそ、ああして別人を装っているんです。
取り戻す取り戻せない関係なく、百合ちゃんの気持ち......
楽にしてあげましょうよ。
それができるのは、貴方なんですから。」



「ありがとうございます、北山先生......でもきっと、
俺だけじゃ無理だ。
絶対、他の人達の力も必要です。アイツは、みんなを思っているからこそ、
苦しんでいるんだ......。」



＿ﾆｯ!「ふたり揃って、お人好しですからね(微笑)」



「ですね。先生も百合も、自分のことだけ考えてないですしね。
だからこそ、俺達の力も必要なんだ......それはきっと、
他のみんなもわかっていると思います(微笑)」



「......ありがとう、みんな(微笑)」



太輔は小さく微笑むのだった。