藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第21章 ♡Story45♡ 婚約披露宴パーティー
太輔side
俺らは屋敷の大広間に案内され始まるのを待っていた。
「......こんな状況の中、百合ちゃんと話せる機会ってあんのかなぁ(苦笑)」
宏光は苦笑いしながら辺りを見渡していた。
「すんごいお偉いさんっぽい人もいますしねぇ......俺なんか場違いじゃん!」
「明らかに二階堂先輩にはこんな上流社会は合わないっすもんね。」
「ひでぇな陸、俺久々の登場なのに......」
「百合、早くこねぇのかよ......」
「おーい陸、無視かーい?
先輩を無視かーい?」
「百合に事実を確認しねぇと......」
「やっぱり無視かよ!?」
「こら二階堂......騒ぎを立てんなよ(苦笑)」
「北山先生、もっと自分の生徒の教育をなさったほうがよろしいんじゃないですか?」←
「ちょっ藤ヶ谷先生!?
ってか俺がダメ教師みたいな言い方止めてくださいよ(苦笑)」
「そーだそーだ!ダメ教師!」←
「二階堂、お前は黙まれ(黒笑)」
「ふたり揃ってうるさいっす......」
「陸君、向こうにジュースがあるけど持ってくる?」
「ぇ、あ!俺が取りに行きますよ。横尾先生ってやっぱ大人だぁ......
どっかのふたりと違って......」←
「「おい......」」
「ぷっぷぅ(笑)」←
最近の二階堂、随分生意気だな......(怒)
そう思う太輔だった。
『まもなく婚約披露宴パーティーが始まります。』
そんな中披露宴を開催するアナウンスが入った。
「ぁ......百合ちゃん、出てくるんですかね?」
「......多分。でもすぐに話はできないと思います......」
(百合......)
太輔はステージの方に身体を向けた。