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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第21章 ♡Story45♡ 婚約披露宴パーティー


アナウンスが入ってしばらく、主催者である雅が拍手とともにステージ脇から出てきた。



その中太輔を含む裕太達は拍手はできずにいた。



「っ出ました......でも、百合ちゃんいなくないですか?」



「けど、一緒にいるはずですよ......」



「っ北山先生、ステージ前にカメラとか何かあるんっすけど!」



高嗣はステージ前にいる沢山のメディアたちに驚いていた。



「ほんと、どこまでも大掛かりだな......
こんな中で、百合ちゃん救出のチャンスなんて......」



「......ほぼ0に近いです。
あとは、百合自身にかけるしか......」



「百合ちゃん自身、か......でもそう簡単にはいかないと思いますよ。
彼女はなにかしら脅されているはずです、それなら......
簡単にこの婚約は破棄できないと思いますよ......」



「横尾先生......」



横尾先生の意見は現実的だ......この意見が正しいのかもしれない......なら、




本当に百合はこのまま......











百合side


「......。」
(こんなに沢山いる中、スピーチなんて......)



百合はカーテン際で来場者の数に驚いていた。



そして辺りを見渡してみれば、険しい顔をした裕太達の姿が見えた。



「っお兄ちゃん......」
(お兄ちゃんだって、やっぱり呆れてるよね......)



裕太達から離れたところに目を向けると、太輔の姿も見えた。



「っ......」



「百合様、大丈夫ですか?」



「っ櫻井先生......ぁ、はい!
余りにも人が多くて緊張してるだけです(苦笑)」



「スピーチ、まさかど忘れてしたわけじゃないわよね?」



「っ大丈夫です!ちょっと緊張しちゃってるだけです......」



「そう?ランウェイを歩くつもりで堂々としていれば大丈夫よ。」



「はい......」
(そういや、TGC主演決まったていたのに、出れないんだろうなぁもちろん......)



雅の挨拶が終わり、あっという間に百合の出番までに迫った。



百合はアナウンスに合わせステージに向かった。
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