藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第19章 ♡Story43♡ 招待状
_そして婚約披露宴パーティーの招待状は事務所にも送られていた。
涼介side
「っ百合ちゃんがアイツと婚約?
どういうことだよ......」
「涼介、この招待状は祐太達にも届いたようだ。
さっき、事務所に電話があった......」
先ほど裕太を送ったばっかりの樹の耳にも入ったようだ。
「っ涼介!百合の婚約の話は本当なの!?」
京子と栄吉も涼介の元にやってきた。
「涼介、先ほどSHINING事務所の天羽颯太君と鈴木雪乃ちゃんにも
同じような手紙が届いたと連絡が入った。」
「っ他事務所にまで......」
「社長!確認したところ、シオンと陽向にも招待状が届いていた模様です!」
「っ社長大変ですよ!先ほどA.J ENTERTAINMENTからも、
A.N.JELL宛に招待状が届いたって......」
「っそんなところにまで!?
っじゃあ、まさかジャニーズ事務所にまで......」
涼介は顔を真っ青にさせた。
「社長、先ほどジャニーズ事務所からSMAP中居さん宛に招待状が届いていたと、
連絡が入りました。」
「どうやら黒幕は、芸能界までを巻き込んで
壮大な婚約パーティーを開くつもりらしいな......。」
「社長、これは下手すると......メディアを通して発表するかもしれませんね。」
「そうだな京子......もしそうなれば業界は愚か日本全土一大事となるだろう。
ファンに戸惑いを与えるだけじゃない、相手はあの有栖川財閥だ。
世界にも、反響を呼ぶだろうな......」
「っもしそんなことになったら......」
「百合は恐らく、芸能界という世界には戻ってこないということになる。」
「っ百合ちゃん、映画初主演の仕事頑張るって言っていたのに......」