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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第17章 ♡Story41♡ 離れ離れのふたり


百合side


櫻井先生との勉強タイムはあっという間に終わってしまった。



「お疲れ様です、明日は土曜日ですがどうなさいましょうか?」



「よければ......お願いしてもいいですか?
どうせ......やることないし......
ご迷惑でしょうか?」



「勉強を教えることが私の仕事ですから全く迷惑ではございませんよ(微笑)」



「ありがとうございます、櫻井先生......」



こんな生活は、いつまで続くのかな?



まだ1日しか経ってないけど......これからもここから暮らすってなると



かなり苦痛だ......



今のところ、唯一の心の拠り所は櫻井先生の授業だけ......



誰でもいいから......

















私をここから出して欲しい......













早く外の世界に戻りたい......。


















「では私はこれで失礼します。明日は朝食後に伺いますね。」



「はい......」



櫻井先生が部屋から出て行ったら私はひとり......



私はここから出ることが許されない......凄く寂しい......



ずっと太輔と過ごしていたのが当たり前過ぎて......










今の私、凄い寂しがり屋だなって思ったよ......。





「......百合様、顔色が悪いですけど大丈夫ですか?」



「っ大丈夫です!」



「無理やりここに連れてこられたのですから、心細いのは当たり前ですよね......
今日は雅様、帰りが遅くなるようですから......よろしければ、
雅様が帰ってくるまで私めがご一緒させていただきましょうか?」



「っぇ......?」



「恐らく、ディナー前に帰ってくることはないですし......
一人で食事というのもあれでしょう?」



「っ......いいん、ですか?」



凄く申し訳ない気持ちもあったけど、安心感を覚えたかった私は



櫻井先生の言葉に甘えてしまった......。























私、とんだ寂しがり屋だな(苦笑)








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