藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第17章 ♡Story41♡ 離れ離れのふたり
百合side
「......。」
朝食を終えた百合、百合は椅子に座ったまま俯いていた......
「じゃあ俺はまた学校に行ってくるよ......そのあとは
お店の方に顔を出さないといけないから少し遅くなるよ。」
「......奈央ちゃん、奈央ちゃんはどうしてるんですか?」
「奈央?あぁ、あの子ね。今までどおり、うちのお店で働いてくれているよ。」
「そうですか......」
奈央ちゃん、多分この人の本当の姿をわかってないよね?
だって奈央ちゃんも、この人のことが好きだと思うし......
文化祭で二人が踊っていた様子を見ればなんとなくわかった......。
「君は確か奈央とも親交があったね、
君のことを話している時の奈央はいつもキラキラしていたよ。
憧れの存在だとね(微笑)」
「奈央ちゃん......」
「......別に心配しなくても、彼女には何もしないよ。」
「なにかしたら私が許しませんから......」
(もうすでに奈央ちゃんのことを騙しているも同然だもの......)
「じゃあ俺は一旦出るよ、またあとで(微笑)」_チュッ...
「っ......!」
雅は百合の頬にキスをした。
百合は思わず肩をあげた。
「勉強の方は家庭教師を読んであるから安心して?
1時間後に来るから。」
「それはどうもです......」
(もう最悪だよ......早くここから、出たい......)
そして雅は出ていき
「失礼します。」
1時間後には家庭教師と言われるひとりの男性が部屋に入ってきた。