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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第16章 ♡Story40♡ すれ違う心、信じる心


百合side


「......嫌です。」



「っそう......」



なぜかドレスを着るようせがまれる私、でも私はあの人が選んだ服なんて着たくない。



もしさおりさんが選んでくれたと言うなら、話は別だけど......



そもそも私にああいうドレスは似合わないと思う。



何を根拠にあのドレスを選んだのだろうか......



「......あの人が選んだドレスなら、なおさら着たくないですよ。
あんな酷いことする人のドレスなんて着たくない......」



あの人のせいで、私や太輔達はどれだけ苦しめられだろうか......



最初はヤラカシとして沢山の手紙が私の自宅に届いたのが恐怖の始まり。



あの手紙のせいで、学校にも一時期行けなくなった。



クラスのみんなに心配をかけて、



立花さんや志村さんには常に迷惑をかけてた......



私は......






























モデルにならなかったほうがよかったのかな?






















知名度が上がらなければ、あの人に私の存在は知らされてなかったはず、



ずっと、陸や美香ちゃん達と話せる一般人のままの方が



良かったんじゃないかと今になって思う......










私はどうすればいいんだろう?



いえに帰る術もない、ここを出る術もない......



お仕事のスケジュールだって溜まってる......



今事務所では大変なことになっているはず。



これ以上、誰にも迷惑をかけたくない......太輔にも、



ちゃんと謝りたいの......




























_『ごめんなさい。』と......





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