藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第16章 ♡Story40♡ すれ違う心、信じる心
「っ......俺が?」
「そうっすよ!...っ!」
徹平は右腕を押さえながらベッドから起き上がった。
「っ徹p..「貴方が百合ちゃんを支えているんっす(微笑)」...っ......」
「百合ちゃん藤ヶ谷先生と居る時が一番楽しそうっすもん!
だから百合ちゃん、いつも頑張れていたんだと思いますよ?
学校も、芸能活動も......」
「っ......でも......」
「でも?」
でも......
『もう君のことは“嫌い”だって言ってたよ(嘲笑)』
俺は百合に嫌われた......
そんな俺が百合を支えた?
そんなこと、
嘘だ......
「俺は百合を支えてなんかいなかったよ......逆に百合が、
俺を支えていてくれた......それに俺は......」
「っ藤ヶ谷先生?」
「それに俺は......
百合に嫌われちまったからな......」
「っ!?」
徹平は目を見開いて太輔を見た。
「百合......俺のこと嫌いなんだと(苦笑)
そう、言っていた......」
「っそんなわけないじゃないっすか!!
何言ってるんですか!?」
「事実だ、百合がそう言ったんだよ......」
「っそれ.......
本当に百合ちゃんが言ったんですか?」