藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第16章 ♡Story40♡ すれ違う心、信じる心
「っそれ......本当に百合ちゃんが言ったんですか?」
「......。」
「っ百合ちゃんがそんなこと言うはずない!!
何かの勘違いに決まってるじゃないっすか!!!」
「......。」
「......アイツですよね?
そんな酷いことを言ったのは......」
「......あぁ。」
「っならなおs.「俺はもう、百合に嫌われたと思うよ......」っだから!!」
「俺は百合を傷つけ、嫌われてもおかしくねぇん、だよ......
アイツの言ったことは本当だ。それに......」
「......。」
「それに百合は、あのネックレスを海の中に捨てたしな......」
「っ!?」
「それだけ俺は百合を傷つけた。
俺は......アイツの彼氏失格だ。」
「っそんな......そんなわk..「これが事実なんだよ!!」..っ......」
そう......これが、
これが事実なんだよ......
「っ......」
徹平は複雑な表情を浮かべ太輔を見た、そして......
「っ藤ヶ谷先生の馬鹿!!!!」
「っ!?」
突然徹平は声を荒らげた。
太輔当然のごとく驚いている......。
「っ藤ヶ谷先生の、馬鹿......!
まだそれが確信だって決まったわけじゃねぇんっすよ?
なのに......なのに......
何ひとりで勝手に決めつけんだよ!!!」
「っ......」
「なんで百合ちゃんを信じねぇんだよ......
アイツの言葉ばっか、信じるんじゃねぇよ......」
徹平は再び目に涙を浮かばす......
「っ徹平君......」
「今の藤ヶ谷先生すんげぇ情けねぇよ!!!
百合ちゃんと1回喧嘩したからって!!」
「っ......」