藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第15章 ♡Story39♡ 亀裂と絶望
徹平side
「っ美咲さん!
本当に百合ちゃんと立花はそこにいるんっすよね!?」
「あぁ!GPSもほとんど動いていないからな......だが兄達の行動の方が心配だ!」
「それ危険な状況じゃないっすか......立花一人じゃ解決できないっすよ!」
「あぁ、急ごう!」
「はい!」
それから15分ほど走り続けようやく立花達がいるふれあい橋に着いた。
「っ美咲さんは少し離れててください!
俺と一緒にいるとこを見られたえらいこっちゃですから......」
「っそうだけど......やはり俺も行こう。」
「っ大丈夫っす!アイツが何を仕出かすかわからないんっすから......
警察官として、一般人に危険な目を合わせるわけにはいかないっすからね!
ここは、俺志村徹平にお任せあれ!
藤ヶ谷先生も来ると思いますから、合流してください。」
「......わかった、すまないね。
合流したら、様子を見計らって行こう......」
「了解っす!」
再び走り出した時、目の前の方から突然......
_バンッ!
「っ!?」
突然銃声が静かな夜に鳴り響いた......
誰か撃たれた......?
俺は目を細め銃声がなった方を真っ直ぐ見る......
そこに見えたのは......
「っ......くっ!」
_バタッ...
「っ立花さん!!!」
「っ......」
立......花?
「っ立花!!!!!」
俺が見た光景は、
百合ちゃんの目の前で血を流しながら倒れた、
アイツの姿だった......
っあの...バカ野郎......