藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第15章 ♡Story39♡ 亀裂と絶望
徹平side
俺が藤ヶ谷先生と会話中突然立花は飛び出していった。
そのあと藤ヶ谷先生も慌てたような感じだった。
状況は予想よりかなり深刻そうだった......
「っ俺もいかねぇと......!って、あいつどこいった?(汗)」
俺も立花のあとを追うとしたが、どこに行ったのかわからない......
「俺が誘導しよう。彼女は今天王洲ふれあい橋付近に居る。
彼にもそれを伝えてくれ。」
「っはい!...もしもし藤ヶ谷先生、聞こえてますか!?
百合ちゃんの場所なんっすけど、
百合ちゃんは天王洲ふれあい橋付近にいるみたいっす!」
『っわかった徹平君!
じゃあ一旦電話切るぞ!』
「っうぃっす!」
(ったく立花の野郎......アイツばっかカッコつけやがって!)
「行こう徹平君......団司君一人じゃ危険だ。」
「わかってるっす!
アイツいつも一人で......」
俺と美咲さんは立花のあとを追うことになった。
まさかたどり着いた時、あんなことになるなんて思いにもよらなかったけど......
太輔side
「っ百合.......っ百合!一体どこにいんだよ!!」
あてもなくあちこちを探し回る。
そう遠くに行ってないことを祈るしかねぇけど......
俺のうち以外で安心なところと言ったら百合の自宅だろうか?
もしどこかに行ったのならそこにいて欲しい......
一旦徹平君と電話を切ろうとした時...
『もしもし藤ヶ谷先生、聞こえてますか!?
百合ちゃんの場所なんっすけど、
百合ちゃんは天王洲ふれあい橋付近にいるみたいっす!』
「っわかった徹平君!
じゃあ一旦電話切るぞ!」
『っうぃっす!』
どうやら百合は天王洲にいるらしい......
「まさかあそこまで走っていったのか......」
ここからだとそこそこ距離がある。
百合は無我夢中で我武者羅に走って行ったんだろうな......
「っ俺のせいで危険な目に合わせちゃうかもしれねぇな......
っ早く迎えに行かねぇと.....!」
太輔は再び走り出すのだった。