藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第15章 ♡Story39♡ 亀裂と絶望
百合side
「......ねぇ、太輔。この人って元同僚さんなんでしょ?
何でここにいるの?お仕事での付き合い?」
「っそれh..「あーあ......私達の関係もこれで終わりかなぁ?」...っ!?」
ドウイウコト......?
「っどういう、ことですか......」
私に隠れて別の人と付き合っていたの?
「そのままの意味だよ、百合ちゃん(微笑)」
「っ......」
「じゃあ私は帰りますね、あとはお二人で決めてください(微笑)」
真琴はにこやかな笑みを浮かべヒールを履きそのまま玄関を出て行った。
「......。」
「......。」
そして私たち間には気まずい沈黙......
私は、ただの遊び相手だったのかな......?
無理して、付き合っていたのかな?
私に、飽きちゃったのかな?
ネガティブな言葉ばかりが、私の頭に思い浮かんできた。
「っ百合、あれはちg..「どういう、ことなの......?」っだから!」
「ずっと私に隠してたの!?」
太輔が、こういうことを内緒にする人だなんて思っていない。
でも私の口からは酷い言葉を言ってしまった......
「っさっきのは麻井先生が勝手に言ったことで..「でも付き合ってたんでしょ!?」
だから違う!ちゃんと話を聞け!」
「っ......現にあの人を中に入れてたじゃん!」
心にもない言葉が、私の口からどんどん出ていく......
ナンデ トメラレナイノ......?
「あれも麻井先生が勝手にしたことで俺はちゃんと断った!」
「じゃあなんでいるの!?
さっきの電話だってそう!なんで『何でもない』だなんて言ったの!?
私にバレたくないから嘘ついたんでしょ!」
「っ......」
なんでそこで黙り込むの......?
図星なの?
「っ結局...結局太輔は私のことを子供としか思ってなかったんでしょ!?
所詮、私のことは子供のおままごとだと思って付き合ってたんでしょ!」
あぁ......
私はなんて酷いことを言ってしまうんだろう......