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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第14章 ♡Story38♡ 麻井真琴という女


「そう言われると余計入りたくなっちゃいますよねぇ(笑)」



「......。」
(こういうノリ、百合となんとなく似てるかもしれないけど......
人によってはこんなに違うんだな......)



「あ!その袋の中身を見ると今日はカレーですか?
にしても一人分にしては少し多くないですか?」



「っ別に......ただこっちのほうが単品で買うよりお得だったので......」



「ふぅん......てっきりこのあと帰ってくる彼女にでも
作ってあげるのかなーなんて思っちゃいましたよ(笑)

私もお手伝いしますよ?」



「いい加減にしてください。
別に僕に彼女がいようがいまいが貴女には関係ありません。」



「えぇ?せっかく来たんですから行きましょうよ!」



「っだかr..「レッツゴー!」麻井先生!」



真琴は太輔の腕を掴みそのままマンションの中に入っていった。







「っ麻井先生、いい加減にしてください!」



太輔は真琴の手を振り払った。



「どうせここまで来ちゃったんだから行きましょうよ!
料理の支度が済んだらすぐ帰りますから(笑)」



「......。」
(このまま押しても、帰る気はなさそうだな......仕方ない、









ちゃっちゃと料理を済まして、帰ってもらうか......)






どうしても断りきれなかった俺は、そのまま麻井先生をなかに入れてしまった。











「へぇ......藤ヶ谷先生はこういう風にして作るんですねぇ......」



「......これが終わったらちゃんと帰ってくださいよ?」



「わかってますって(笑)」



「......。」
(はぁ、最悪だ......このタイミングで百合から電話がかかってきたら、
かなり厄介だよな......)_プルルル...



「あれ?私の携帯かな?
......あ、違う!藤ヶ谷先生の携帯じゃないですか?」



「ぇ......あ、はい......」



スマホのコールに気づいた太輔はバッグに入れたままだったスマホを取るべく、



一旦キッチンを抜けリビングに向かった。



バックから取り出してみると着信の主は......



_プルルルル...プルルルル...
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