藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第14章 ♡Story38♡ 麻井真琴という女
「「......。」」
「......今日のごはん何作る?」
「別に...何でもいいけど......」
「わかった、じゃあとりあえずご飯炊く!」
百合は再びキッチンに歩き出した。
太輔もリビングに行こうとした時
「ねぇ!」
「どうした?」
「明日、急遽お仕事入ちゃったから帰り太輔より遅くなるかも。」
「わかった、学校帰り?」
「うん(苦笑)
雜誌の撮影&インタビュー!あと新しいお仕事の打ち合わせも入っちゃったの。」
「了解、飯はどうすんだ?」
「多分ご飯前には帰って来れると思うよ。」
「じゃあ明日は俺が作るよ。」
「ありがとう!凄く助かる(笑)」
「一応連絡はよこせよ?」
「はーい」
百合は返事をし夕飯の支度を始めた。
雅side
「雅様、明日百合様にお仕事の用事が急遽入ったようでございます。」
「オッケーわかった......早速、真琴に連絡をするか......」
雅はスマホを取り出し真琴に電話をかけた。
_プルルル...『はい。』
「真琴......早速明日仕事が入ったぞ。」
『ちょっと急すぎではありませんか?(苦笑)』
「不服か?」
『いいえ、すぐ準備できます。』
「わかった、時間は6時半から7時目安だ。」
『了解しました。』_ピッ
そして電話を切り会話は終了。
「黒瀬、お前達もすぐ支度をしておけ。」
「御意。」
雅の横に居た黒瀬は部屋を後にし出て行った。
「ふっ......ついに俺のモノとなる日が明日となったか(嘲笑)
ふはっ...ふはははははは!!」
雅は狂ったように笑いだした。
みんな俺の思い通りだ......!
この俺にできないことなんてない!!
「ははははははは!!」
「雅様......」
まだ部屋を出て間もなかった黒瀬は少し複雑そうな表情をしながら
再び自室へ歩き出した......