藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第4章 ♡Story28♡ 同伴者はまさかの二人でした。
登校中...
「~~♫」
なぜかご機嫌な徹平くん。
「お前何ニヤついてんだよ......キモイ。」←
「るっせぇな!」
「......?どうしたんですか?」
「何でもないよ♪」
「百合ちゃん、コイツから離れたほうが身のためだぞ。」←
「へ?」
キョトンとする百合。
「っおい立花!俺が変態みたいな言い方は止めろよ!」
「事実だろ、初日からエロ本持ってきたお前が言えたことじゃねぇだろうが。」←
「いやいやいや!男だったらエロ本の一つや二つ持ってんだろ?」←
「てめぇと一緒にすんな。」
「......。」
(やっぱり男子とかってロッカーにエロ本あったりすんのかな......?
陸とか。)←
ふと疑問に思った百合だった。
しばらく足を進めると、
百合の通う学校の制服を着た学生がチラホラと見えてきた。
「数ヶ月来てないだけでもこんなに懐かしく感じるんだなぁ......」
小さく呟く百合。
すると後ろから......
「百合?百合じゃねぇか!」
後ろからは数ヶ月間聞けなかった懐かしい声が聞こえてきた。
「っ陸!」
「百合、学校に来ても大丈夫なのか!?」
声の主は幼馴染の陸だった。
そして陸は駆け足で百合のもとへ走ってきた。
「っ陸、連絡なしでごめん(苦笑)
今日からはお仕事ある日以外は来れることになったの!」
「っマジかよ!」
「うん!」
「っ本当に良かったよ......また、みんなで学校生活おくれるんだな......」
「うん、心配かけてごめんね?」
「ううん、美香達も喜ぶぜ(微笑)」
「......(微笑)」
「「......(微笑)」」
久しぶりに友人と戯れる百合を見て微笑ましそうに見る徹平と団司だった。