藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第14章 ♡Story38♡ 麻井真琴という女
_ピンポーン...
エレベーターが目的地フロアに付き扉が開いた、ちょうどその時......
「ぁ゛......藤ヶ谷先生(苦笑)」
「徹平君...それに立花君まで......今日は帰りが遅かったのか?」
丁度降りようとした時偶然徹平と団司と鉢合わせた。
「ちょっと色々ありまして(苦笑)」
「今日の放課後、
危うく彼女が連れさらわれてしまう自体が起こってしまいました......」
「っ......!
っ百合は......無事なんだろ?」
「えぇ、でも僕も志村もいなくてかなり危険な状態でした。
たまたま見回りに来た先生がいたのでそれに救われました。
とにかく、今日はかなり危険な日でした......」
「っそうか......百合、また精神的に来てなければいいけど......」
「......今はそっちのことより、別のことで精神的に来ていると思いますよ?」
「ぇ......?」
どういうことだ?
「......藤ヶ谷先生、ついさっき、女の人と話してたっすよね?」
「っあぁ......前の仕事場の同僚で、
偶然駅で会ってな......っまさか......」
_コクッ「彼女なりに分かっているとは思いますが、かなり精神的に来たと思いますよ。
さっきの状況......」
「っすまなかった......」
「いえ、そのように理由があるのでは仕方ないですよ。
ただ彼女は、一人で抱え込むタイプですからある程度のケアは大事です。」
「そうだな......アイツ見かけによらず脆いところがあるからな......
理由はちゃんと話すよ。」
「そのほうがいいと思いますよ?
百合ちゃん、さっきの様子見る限り結構嫉妬してましたよ(笑)」
「へぇ、アイツが......」
(ちょっとは可愛いとこあんだな。)←
「なんか藤ヶ谷先生の気持ちがわかった的なことも言ってましたよ(笑)」
「......。」
(どういう意味だよ......)
「じゃあ俺らはこれで!また明日来ますね!」
「あぁ、今日はありがとう。」
ふたりはお辞儀をしエレベーターの中に入っていった。