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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第14章 ♡Story38♡ 麻井真琴という女


真琴side


_『真琴、そっちの状態はどうだ?』




「特に進展は無し、相変わらず彼女にお熱ですよ。」



『ま、当然のごとくそう簡単にはいかないか』



「で、どうするんです?このあともアプローチかけても無駄だと思いますよ......




































有栖川雅様......」




















『今日の計画が上手くいけば、君を派遣する必要はなかったのだがな。』



「玉森百合を連れ去る件ですか?
いくらなんでも、学校で実行するというのには無理があったんじゃないですか?」



『あの教員が来なければ計画は無事に終わっていた。
だが余計な邪魔が入ってしまったからね......惜しいことをした(嘲笑)』



「......それで、これからどうなさるんです?
正直、惹かれあっている恋人を引き離すのはあまり快いものではありませんが......」



『勿論アイツ等が、別れる可能性はほぼないだろう。
だが今彼女の精神は不安定......少しかき乱してしまえばこちらにチャンスが回る。
その隙を見て彼女を手に入れる(妖笑)』



「なるほど......なかなか怖い計画ですね(嘲笑)
玉森百合に、少しものの誤解を与えればよいのですね?」



『あぁ。一番理想的なシチュエーションは、彼女が学校から帰ってきた際に
偶然ふたりの男女は同じ部屋にいたという設定かな?(嘲笑)』



「わぁお......かなり修羅場となるシチュエーションですね。
でもそれでどうなさるんです?」



『彼女の行動心理を見て、争いを好まない性格だ。
だから君と言い合うという事はほとんどないだろう。
彼女は意外にも脆く、一人で抱え込むタイプだ。
そんな彼女は思わず外に飛び出してしまうだろうな......』



「その隙を見て、捕獲......ということですか?」



『あくまで上手くいけばの話だがな(嘲笑)
実行日は俺の方から直接伝える、すぐに対応できるようにしておけ。』



「了解しました、全ては主の為に......」



『よろしく頼むよ、もう......美咲は使えそうにないからな。』



「かしこまりました。」



こうして真琴は通話を切り雅との会話を終えた......

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