藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第14章 ♡Story38♡ 麻井真琴という女
「......私、これでも前から気はあったつもりですよ?」
「でも僕は特にありませんでした。ただ同世代の同僚ってしか、
見てませんでしたから......」
今まで特に、百合以外の人に恋愛感情を抱くことはなかった。
精々高校の時に出会った、俺が教師になるきっかけを作ってくれた
あの先生くらいだな......
あれが初恋で、婚約者もいたからあっという間に終わっちまったけど(苦笑)
百合と同じ名前だったあの先生......今頃なにしてんだろうな。
あの人と結婚して、子供作って......今でも教師生活送ってんのかな......
ってか、俺も百合と同じで......
先生のこと好きになってたんだな(苦笑)
「......とにかく、今そういう事には興味はないので失礼します。
もし興味があっても、僕は貴方のことを同僚としてしか見れませんから。」
「......。」
ちょっと強引にやり投げ状態になってしまったが変に期待を持たせるよりマシだ。
それに俺は......
もうアイツのことしか好きになれないだろうしな(苦笑)