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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第14章 ♡Story38♡ 麻井真琴という女


__電車のホーム


ホームで電車が来るのを待っていると......



「あれ?もしかして藤ヶ谷先生ですか!?」



「ぇ......?」



「やっぱり!お久しぶりです、離任式以来ですね。」



突然後ろから声をかけてきた女性......















「麻井先生......」
(確かこの人、五木高校に転任した......)



「名前覚えてくださったんですね(笑)
確か、紫鶴大学に転任なさったんですっけ?」



「えぇ、麻井先生は五木高校ですよね?」



「はい、生徒さん達とは仲良くさせてもらってます(笑)
そちらの生活はどうですか?やっぱり高校と大学じゃ雰囲気違いますよね?」



「まぁ......名門大学ですからね。けどすぐに慣れました。
同僚の人達もみんな明るい人ばかりですから。」
(北山先生に限っては......明るすぎだけど。)←



「充実していてそうで何よりです(笑)」



「どうも。」






彼女は麻井真琴先生、俺が紫鶴大学に移る前にいた高校の時の同僚の先生。



特に仲がいいというわけではなかったが同世代同士ということもあって



たまに話をしてたりもしてた。



「麻井先生も、この電車なんですか?」



「えぇ、最寄りの駅があるので。」



「そうですか。」



「よければ途中まで帰りません?
久々に同僚に会えたわけですし(笑)」



「別に、構いませんけど......」



そんな話をしているうちに電車が到着、俺らは電車に乗り込んだ。



そこから雑談などし俺は駅を降りた。でも何故か麻井先生もそこで降りた。



「麻井先生、最寄りの駅がここなんですか?」



「えぇ、普段は車なんですけど、今修理中でして(苦笑)
藤ヶ谷先生はずっと徒歩なんですか?」



「まぁそんなに駅から離れてませんから、
余程のことがない限り大学まで車では行きませんよ。」



「偉いですね~(笑)
そのほうが健康的でいいと思いますよ?」



「どうも......」
(......百合、何事もなくちゃんと帰ってきているよな?)



麻井先生と話している間、







俺はずっと百合のことから頭が離れられなかった......





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