• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第13章 ♡Story37♡  有栖川雅


百合side


「ありがとう百合ちゃん、片付けはこれで終わりだよ。」



「いえいえ!今日はカルメ焼き沢山作れて楽しかったです(笑)」



「......百合ちゃん、」



「はi...っ!?」



百合が雅の方に視線を向けた時、百合は大きく目を見開いた。



その理由......



「っ......有栖、川...先、生?」
(何この眼......っ怖い......立花さんと志村さん、
早く来ないかな......)



鋭い視線を向けてる雅、今まで見ていた優しい瞳とは一変していた。



雅は一歩百合の元に歩み寄った。咄嗟に百合は後ずさり......



「っ......」
(この状況、やばいかもしれない......)



「百合ちゃん......」



「っ......っ!」



雅が手を指し伸ばした時百合は思わずその場に尻餅をついてしまった。



「百合ちゃん大丈夫かい?」



雅もその場に座り込もうとした時...



「っ大丈夫でs..「有栖川先生、」っ......」



「チッ......どうしたんですか?佐川先生。」



雅は小さく舌打ちをし、立ち上がり見回りに来たであろう先生に



再び優しい笑顔を見せた。



「職員会議が入りましてね(苦笑)
至急職員室と教頭先生がおっしゃっておりましたよ?」



「わかりました、すぐ行きます。
じゃあ百合ちゃん、気をつけて帰ってね。」



「っぁ、はい......」



百合は急いで立ち上がった。



「......それでは行きましょうか。」



「そうですね。玉森、もう暗くなるから寄り道しないで帰れよ?」



「はい、わかりました......さようなら......」



百合はほっと息をなでおろしその場を後にした。
















「っ......」
(本当にさっきは危なかったな......できるだけ有栖川先生とは、
関わらないようにしないと......)









/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp