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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第13章 ♡Story37♡  有栖川雅


美咲side


今日は運良く兄の屋敷に入ることができた。



それで俺は兄を待つべく客室に招かれていた。



「......兄はどれくらいにお戻りに?」



「早くて6時にはこちらに戻られますよ、最近学校の方が忙しいようで。」



「そうか......」



「雅様、すっかり学校の方にも馴染み百合様達との関係も良好のようですよ?」



「っそう......」



これでアイツの信頼は確実なものとなったか......



「そろそろ......計画の方も進んでいますしね。」



「っ近いうちにでも?」



「えぇ、特に今日のような日は絶好日和とおっしゃっていましたよ。」



「っ......」
(百合ちゃん達が危険かも知れない......
早く立花くんに連絡を入れないと......)



「美咲様、どうなさいました?」



「っ何でもないですよ黒瀬さん......
ちょっとお手洗いに行ってきてもよろしいですか?」



「えぇ、ご自由にどうぞ。」



「ありがとう......」



美咲は早歩きでお手洗いに向かった。







__お手洗い


「......よし、誰もいない。」
(ここには監視カメラもないからな......念の為に、別の携帯からかけよう。)



美咲はスマホを取り出し団司と連絡を取ることにした。



_プルルルル...「っまだ授業中か?」



しばらくコールがなっているが団司は電話に出ない。



「っ立花君......」



そして電話が切れかかったとき......



「っ美咲さん!」



ようやく団司が電話に出た。





っよかった......



でもどこか焦っているようだった。



「立花君、今百合ちゃんは?」



「っ......今、あいつとふたりっきりです......志村は職員室で、
俺は理科室前にいたんですけど......校舎内で電話は禁止って言われて......」



「っそう、か......」



っクソ......タイミングが悪かった......



あいつに、


















チャンスを与えてしまうことになるなんて......










美咲は電話したことを後悔するのだった......。
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