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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第13章 ♡Story37♡  有栖川雅


「じゃあまた後で!」



「うん、またHLでね(微笑)」



百合達は一旦雅と別れ教室に向かった。



「今日日直だったんだなぁ......」



「俺らは終わるまで待ってる、だから余計な心配はするな。
すぐそこにいる。」



「ありがとうございます、やっぱ二人っきりだと怖いですから......」



「準備の方は恐らく大丈夫なはずだ、だが問題は片付けの時だ。
運悪く6校時、授業が終わったらほとんどの生徒が帰っていくし
人数は大幅に減る......あいつが何か問題を犯すなら、
放課後が最も的確だろうだからな......」



「でもアイツが直接犯罪を犯すわけじゃねぇんだろ?
それに、もし学校で何か起こすんだったら、
すぐ他の先生にもわかっちまうんじゃねぇか?」



「......だが理科室は1階、ちょうど外に出れば日陰になってる外壁、
人目も比較的少ないしアイツの手下がいる可能性もなくはねぇ。
もし俺らが少しでも目を離したら、厄介なことになるかもしれねぇぞ......」



「わかった。アイツには常に用心だもんな......百合ちゃん、
俺らがいるから安心しろよ?今日も無事に、藤ヶ谷先生の元に送ってやるからな!」



徹平はニカッと百合に笑顔を見せた。



「ありがとうございます(微笑)」
(なんかこの二人ってなんやかんや言っていいコンビだよね、
立花さんが現実的に厳しい事を言って、
それで志村さんが笑顔で安心にさせてくれる......)



百合は安心感を覚えて教室に入っていくのだった。



「百合おはよう!今日有栖川先生立ってたでしょ!?」



「おはよう美香ちゃん。
うん、ひとりひとり挨拶していて丁寧だったよ(微笑)」



「だよねぇ♥
あんなかっこいい先生滅多にいないよ!」



「そうだね(苦笑)」
(美香ちゃん、すっかり有栖川先生にゾッコンだな......陸もそうだけど、
他のみんなもすっかり有栖川先生に懐いているし......)



「まぁでもぉ?
百合ちゃんにとってかっこいい先生は藤ヶ谷先生だけだもんね(笑)」



「うるさい(笑)」
(そう言えば、太輔も有栖川先生も化学だよね?
これって、ただの偶然なのかな......)




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