藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第13章 ♡Story37♡ 有栖川雅
__翌日
「じゃあいってきまーす!」
「いってらっしゃい、帰りはいつもと変わんねぇんだろ?」
「うん!じゃあ行きましょうか。」
「だねっ!いこいこ♪」
「あぁ。」
「3人とも、気をつけていけよ?」
「「「はーい!/はい」」」
いつものように百合、徹平、団司の3人で登校していった。
ちなみに太輔は午後から出勤予定。
「......今日一日、何も起こらなければいいけどな......」
雅の正体を知ってしまった太輔はふと口ずさんだ。
そして3人を見送ったあといえの中に入っていった。
「立花さん、昨日美咲さんとお話したんですよね?」
「あぁ、事件解決までは......どれくらいかかるかわからないけどな。」
「そうですか......」
「百合ちゃんも十分に分かってるとは思うけどアイツには気をつけろよな?
万が一ピンチの時は俺が助けてやっから♪」
「ありがとうございます、志村さん。
あまり期待はしてませんけど(笑)」←
「ひどっ!?
マジで助けるし!!」
「(笑笑)」
(学校では、常に用心してないとなぁ......)
__学校
校門先まで歩いていくと...
「有栖川先生おはようございます!」
「おはよう(微笑)」
「先生おはよ!」
「おはよう、今日も元気だね(笑)」
毎朝校門前には学校の先生達が日替わりで立っている。
どうやら今日は雅のようだった。
「......。」
(あの笑顔が嘘だって思うと......ちょっと怖いな......)
「百合ちゃん大丈夫?急に顔色変わったけど......」
徹平は百合の顔を覗き込んだ。
「現実は辛いかもしれないが、
そういう態度は相手に不信感を与えてしまう......無理にとは言わない、
できるだけ普通にしてろ。」
「はい、そう...ですよね(苦笑)」
(もし怪しまれちゃ、美咲さんの苦労も無駄になっちゃうことだもんね......)