藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第13章 ♡Story37♡ 有栖川雅
太輔side
俺が有栖川美咲と初めて会った際の違和感、あれはそういうことだったのか......
コンビニであった時もの違和感もそうだったんだ......
でもまさか、今日百合のクラスに来た副担任の有栖川雅が黒幕とはな......
「っ黒幕が目の前にいるのに......逮捕できないんだな......」
「うん、美咲さんも慎重にいかないとって言ってたから......
そう簡単に解決できないと思う......」
「決定的な証拠もねぇしな......」
「太輔も、気をつけてよね?
また病院送りになるようなことがあったら私......」
「縁起でもねぇこと言うなよ(苦笑)
一番気を付けないといけないのはお前の方だろ?
ああいう歪んだ感情は、エスカレートすると手に負えなくなるからな......」
「ヤンデレってやつ......?」
「だろうな。お前の話を聞く限り、その有栖川雅っていう奴は気立てがいい奴らしいな。
そういう奴にに限って、リミッターが崩れると危険だからな......」
「っうん......それ聞いたらちょっと怖くなってきちゃった(苦笑)」
「わりぃ......でも、徹平君達と一緒だからって油断するなよ?」
「わかった、有栖川先生には十分気を付ける。」
「あぁ......そろそろ晩飯の支度するか。」
「だね!私も手伝う!」
「冷蔵庫にあるもんで作っか......何あったけなぁ......」
そういや晩飯って大抵百合がやるからよくわかんねぇ......(汗)
こうして百合と太輔は一緒に夕飯の支度をした。
ちなみに今夜のメニューは野菜炒めにきんぴらごぼう、ご飯に味噌汁と和食。
「......このきんぴらごぼう、やけに甘くね?(苦笑)」
「ごめぇん、砂糖の量間違えちゃった(苦笑)
てへぺろ✩」
「『てへぺろ✩』じゃねぇだろ......」