藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第13章 ♡Story37♡ 有栖川雅
団司side
__その日の翌日の朝
_プルルルルル...プルルルル...
朝制服に着替え終わったのと同時に部屋にスマホのコールが鳴り響いた。
「誰かr..「うるせぇ!」てめぇはいい加減起きろ(怒)」
まぁ志村はほっといて電話に出る。
「もしもし?」
『有栖川美咲だ、朝早く済まないね.......』
着信の主は有栖川美咲、まだ半信半疑だ。
「いえ。登録したのが志村じゃなくて感謝してます。
すいません、僕の連絡先教えるのを忘れてました。
......これも、財閥の力っていうものですか?」
『あぁ、済まなかったね。
でもこうでもしないと、君とは連絡が付かなくなるところだったからね。』
「わざわざありがとうございます。僕に用というのは?」
『兄達のことについて詳しく話したい。
出来るだけ早いほうがいいんだけど......』
「わかりました。今日の夜、彼女を送ったあとでも大丈夫ですか?」
『あぁ、わかった。場所は、レストランにでも行こう。
行きつけのお店でね......そこでゆっくり話そう。
あそこなら、そう簡単に奴らも来られない。』
「わかりました。......志村も行かせますか?」
正直、アイツのテーブルマナーが不安だ。
絶対こっちが恥かくことになる......。←
『まぁ彼も警察官(卵)だからね。
テーブルマナーのことなら安心してくれ、ごく普通なファミレスだ(苦笑)』
ファミレスか......そこなら大丈夫だろう。
にしても何故テーブルマナーのことがわかった......。
「わかりました。」
『じゃあ場所は......』
こうして美咲さんと会うことになった。
「ふわぁ......誰から?」
やっと徹平がベッドから起き上がった。
「有栖川美咲さんだ。今日の夜会うぞ。」
「おぉよぉ......」
まだ眠そうな徹平。
「ッチ......(睨)」←
(コイツはいつまで経っても......怒)
イライラしながら学校の支度をする団司だった。