藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第11章 ♡Story35♡ 恋愛禁止の理由
涼介side
「......俺は、社長を少し動かせることができたのかな......」
涼介は早歩きで呟いた。
「涼介......」
急いでいると、前からある人物が歩いてきた。
「っ赤沢さん!」
「話は、終わったようだね......」
「はい、百合ちゃんのことで...ちょっと......」
「そうか......どんな話だったかは聞かない、早く彼女の元に行ってあげなさい。
百合さんもお前のことを待っている。」
「ありがとうございます、赤沢さん。_ペコリ」
涼介はお辞儀をすると再び速歩きで事務所を出た。
「アイツも、成長したんだな(微笑)」
樹は涼介の後ろ姿を見送りながら微笑んでいた。
栄吉side
「京子......」
「社ty...「私は、間違っているのかもしれないな......」......。」
「私は涼介の言うとおりチエコと過去に囚われている......。
1人の過ちで、関係ないタレント達を巻き込んだ。
私はこの規則が私のタレント達を、
私の子供達を守っていると思っていた......。」
「社長......」
「私は自分がわからなくなる......
涼介の言っていることは正しいのかそうではないのか、
私が思っていることは正しいのかそうではないのか、と......」
「......正解など、ないのかもしれませんね......」
「正解はない、か......もう少し、考えてみる。
済まないが、しばらく一人にさせてくれ。」
「承知しました。お好きなだけお悩みください(微笑)」
京子はお辞儀をし社長室を後にする。
__ばたん...
「......本当の幸せとは、一体何なのだ......」