藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第11章 ♡Story35♡ 恋愛禁止の理由
ヘルメットを被り徹平の後ろに乗る百合。
「よいしょっと......」
(スカートじゃなくてよかったぁ(苦笑))
「まぁ現場はそこまで遠くないからすぐ着くよ!
落ちないようにしっかり俺の腰辺りに手でも回しといて。」
「はーい」
百合、初のバイク乗りで現場に向かうのだった。
「......。」
(朝だから少し寒いけど、これはこれで風が気持ちいいかも......)
「あと少しで現場に着くよー」
「はーい!」
それからしばらくバイクを走らせ、撮影現場に着いた。
「どうだった?初のバイク!」
「少し寒かったですけど楽しかったです!」
「だろ!またいつでも乗せてあげるよ♪」
「ありがとうございます(笑)
......あ、柊さん!おはようございます。相変わらず現場入り早いですね(苦笑)」
「おはよう百合ちゃん。......今日は山田君じゃなくて志村君に?」
「はい!なんか事務所側から呼び出されたみたいなんですよ。」
「そうなんだ、でも撮影の合間に来ると思うよ。」
「そうですね。一応撮影が終わったらバラエティの撮影がありますから。」
「じゃあ百合ちゃん、俺はちょっくら立花のとこに行ってくるわ!」
「はーい!」
徹平はヘルメットをバイクのハンドルにかけ団司の待つ場所へ走っていった。
「......バイクで来たの?(苦笑)」
「はい(笑)」
「何かシュールだね、バイクで現場入りするの......(苦笑)」←
「山田さんが来れなかったんだから仕方ないですよ(苦笑)」
「そうだね(苦笑)」