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それでも君がいい。
第9章 記録.9
「あ!来たわ。おっそーい!!」
元気な夏芽が大袈裟に手を振る。
急いで階段を降り、夏芽の元へ駆け寄る。
「翔馬さん、今日はおめ....「バカな瑛翔はほっといて、翔馬!隣町の八百屋がいいわ。あそこ、美味しいから」
「へ、あ、そう....」
瑛翔、何か言いかけたような....
「余ったら好きなもの、買って良いからね」
「いいよ、別に欲しい物ないし」
「いいからぁ!!」
ね?
と首を傾げる。
仕方ないから納得し、家を出た。
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