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それでも君がいい。
第9章 記録.9
家を出ると、玄関先に咲紀が居た。
「おはよー、翔馬」
「何。」
咲紀がめかしこんでる。
「おはよう返ししなさいよ、馬鹿なの」
「なんでお洒落してんの?デート?」
バシッ
「いった....」
なぜ叩かれるの!?
咲紀は可愛いし、けっこう街に出てもモテる。
出なくてもモテるけど。
「ホントに馬鹿な子ね!!」
ふんっ、
と怒ってそっぽ向く。
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