• テキストサイズ

それでも君がいい。

第6章 記録.6


「重い病気を患っていて、なかなかお友達も作れなくて。」

ベッドで寝そべる彼女は言った。

「そうか...」

「ねぇ、貴方。ここに住みなさいよ」

彼女はキラキラした目で言う。

「はぁあ?なんで」

「家のない貴方が、外で生き延びられる自信がないのよ」

確かにないけど。

「別に死んでもいいさ。俺なんて、死んでも誰も気づかない」

そう言うと、彼女は怒ったように叫ぶ。

「死んで気づかないだろうけどね!!健康に行きたくて、普通な暮らしがしたい人に対して、それは失礼に値するよ!!!」

なにそれ、
僕はポカンとしていた。
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp