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それでも君がいい。

第1章 記録.1



「英語なんて、もうとっくに理解したわ!」

ワークを開き問題を解く夏芽が言う。
確かに夏芽は英語がペラペラだ。

「理解してても、ちゃんと一般知識は頭に入れておかなきゃダメだよ」

「翔馬は真面目ね。」

「そこが取り柄なので」

取り柄、か。
夏芽は可愛くて優しいから。

外に出ちゃうと注目の的なんだろうな...

「どうしたの?」

「え、ううん。なんでも」

何を思ってても、夏芽にはカッコイイ婚約者が居るから。
どうにもならないんだけれど。
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