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それでも君がいい。
第3章 記録.3
「翔馬」
「夏芽?」
うっすらと開く目を僕に向ける。
「心配、した?」
「当たり前だよ。凄く心配した」
すると夏芽は切なそうな目で、
「そっか....」
と呟いた。
そして僕に向けられていた目を外へそらす。
僕は夏芽が泣いているサインだと気づく。
「夏芽。どうしたの?」
「...しょーま....」
夏芽はこちらに顔を向け、ゆっくり口を開いた。
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