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それでも君がいい。

第3章 記録.3


『危険な状態です。しばらくは安静にしていてください。何かありましたらお呼びくださいね』

医者はそう告げ、一時部屋を出た。
使用人が数人、残った。

夏芽は小さな寝息を立てて、寝ている。

「夏芽...」

手を握る。
少しだけ、震えてる。

「翔馬、お水」

咲紀が水の入ったコップを差し出す。

「ありがとう....」

「無理しないでよ。」

そう言い、咲紀は部屋から出た。

どうして夏芽を、元気で居させてあげられないのだろう。
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