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それでも君がいい。

第3章 記録.3



今日はやたら騒がしい。
医者が来てる様子から、夏芽の容態が悪化してるのだろう。

「翔馬くん!夏芽のそばに居てやってくれ!」

「はい!」

七瀬さんは仕事で忙しく、来れないらしい。

部屋へ入ると、点滴を打ち酸素マスクをはめ、苦しむ夏芽が居た。

「夏芽!」

慌てて駆け寄ると、微妙に開いた目をこちらに向けかすかに微笑んだ。

「しょ、ま....」

「大丈夫、僕がここにいるから」

でも夏芽はただ悲しい目をして、僕を見ていた。
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