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それでも君がいい。

第21章 記録.21



見送り、僕は戻ると玄関には夏芽が立っていた。

「近くからだとね、泣きそうだから、ね、ここから....見て...っ」

やっぱり、寂しかったようだ。

「また絶対来るって、言ってたから。それまでの辛抱だよ夏芽」

唯一、信頼できる家族。
いつもそばにいてくれた家族。

夏芽にとって瑛翔は、大切な弟。

寂しくなるのは、当たり前なんだ。

「瑛翔には夢があるんだから。ね」

「うんっ....」

遠く離れ、寂しいのは瑛翔も同じ。
何も、違うことない。
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