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それでも君がいい。
第21章 記録.21
パーティーは盛り上がった。
夏芽も、素直な笑顔を見せていた。
瑛翔もあんなに悲しそうだったが、最後まで笑っていて楽しそうだった。
「もう、行っちゃうのか?」
瑛翔はパーティーが終わる前に旅立つという。
「はい。楽しい気持ちのまま、去りたいので」
「夏芽には?言った?」
「はい」
大きい荷物を車に乗せる。
「では、また来ます。それまでのさようならです」
「絶対、また来てね」
ギュッと、力を込め握手を交わす。
瑛翔は車に乗り、空港へ行ってしまった。
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