• テキストサイズ

それでも君がいい。

第21章 記録.21



「しょーまー!!見て見て!このドレス!」

夏芽が楽しそうな笑顔で駆け寄って来た。

「可愛いドレス、似合ってるよ」

「ありがとう!!このドレス、お気に入りなの」

嬉しそうに微笑む。
お気に入りのドレス、確かに夏芽が好きそうなドレスだ。

「瑛翔は?」

「庭に居るよ」

「ちょっと行ってくるね」

ドレスの裾を持ち、庭へと去った。

瑛翔のあの悲しそうな表情が、頭の中に何度も浮かんで来る。

腕時計は開始時刻を示していた。
キィー、
玄関のドアが開く音が、静かなリビングに聞こえてきた。
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp