第6章 落ち着かない
?「少なくとも俺を倒せないようじゃ、敵討ちなんか夢のまた夢だな」
海堂「その減らず口、今すぐふさいでやる」バコーン
?「ふっ」バコーン
海「は!」バコーン
?「・・・・・」バコーン
海「・・・・・・(行くぜ)」
向日「上手い!宍戸のライジングショットだ」
日吉「決まりですね」
海「はぁ!」バコーン
海「っ!?」
?「アウト」
金「?・・・・なんで今ラケット止めたん?」
仁王「完全に捉えたはずぜよ」
越「・・・・・・・・」
?「っふ」バコーン
海堂「フシュー」バコーン
丸井「出た!ブーメランスネイク」
?「・・・・・・・・っは!」バコーン
海堂「・・・・っ!」バコーン
?「っふ、アウト」
仁王「またぜお」
海堂(なんだ?ボール以外のもんにラケットがはじかれてる)
乾「・・・なるほど」
向日「分かったのか?」
仁王「どうしてラケットが止まるのか」
乾「ラケットが止まっているのではない。本物のボールを打つ前に別の打球を打たされる為タイミングがくるってしまう」
菊丸「別の打球?」
柳「気だ・・・・気を集め、それをボールを打つ直前に相手に放つ・・・本物の打球を放つ前に、まず気を集めた実在しないボールを打たされる為、タイミングがくるってしまう」
海堂「ハァ・・・ハァ・・・」
?「ジェミニー」
越前「ジェミニー?」
乾「なるほど、【ジェミニー】=【二子打法】」
海堂「くそーーーーー!!!!!」
越前「ふ~ん、ジェミニね・・・ねえ、今度は俺とやろうよ」
?「・・・・・・・・・・・」
越前「はあ!」バコーン
?「・・・・・・・はっ!」バコーン
越前「ふ、・・・・・んあ!」バコーン
菊丸「おチビ返したにゃ~!!」
不二「先に出された球をやり過ごしたみたいだね」
?「・・・・・・・・・・ふっ」
越前「まだまだだね」