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キュウビノキツネ

第5章 むかしのはなし。






「俺があいつに初めて会ったのは、お前らも知ってる通り5年前の事だ。

その時は確か………人身売買やら密輸やら、違法行為オンパレードの組織を潰してたんだっけか。

で、その組織のトップの首締めあげていろいろ情報聞いた後、そこから芋蔓式に関わりのあった他のグループも摘発されていったんだが……

それだけ派手な事をしてたんだ。何かしら後ろ盾があるはずだ。調べたら案の定、どこぞの金持ちが一枚噛んでいた。そいつは貿易商でなぁ、自分の商売を隠れ蓑にして犯罪に手を染めていたって訳だ。

で、俺とラズとヴェルの3人と自警団の奴らでその金持ちを捕縛、家を捜査って流れになったんだが…………

何故かやたらと証拠が無かった。普通なら、何か少なからず証拠がある。例えば…………品物とか、な」










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