第6章 クリスマスの魔法
ウィーン
渋「はぁはぁ…、どこや」
♪~♪~
「ロサンゼルス行きの最終便のご案内いたします。…」
渋「‼」
タタタタッ…
「よし」
ザワザワ…
タタタタッ…
渋「‼」
「すばる!?なんでいるの!?!?」
渋「はぁはぁ…間に合った…横とヒナが空港まで送ってくれてん」
「…」
渋「返事。ちゃんと言おうと思って」
「だから、返事はいいって言…」
渋「好きやねん。のこと、失いたくないねん 」
「えっ…」
ギュッ…
渋「今日、ちゃんと伝えようとしてたんに勝手に完結させていなくなるなや」
「だって、すばるはマドンナのことが…」
渋「確かに好きやったかもしれん。でも、憧れの方が強かってん」
「……」
渋「今まで気付かんくって、辛い思いさせてごめんな。…もう、遅い??」
「…遅すぎるよ」
渋「ごめんて。俺、待ってるから。が帰ってくるまで、今度は俺が待ってるから」
「…寂しくなったらどうしたらいい??」
渋「今度は、俺が励ましに行くから」
「3年だよ。心変わりするかもよ」
渋「そんなん、せえへん。本気になったら3年位、あっという間やん」
「(泣)」
渋「泣くなや。笑った方がかわええんやから」
♪~♪~
「ロサンゼルス行き最終便をご利用のお客様は…」
「そろそろ、いかないと」
渋「元気でな」
「すばるも。横とヒナちゃんにもよろしくね」
渋「‼」
チュッ
「なっ…///」
渋「行ってらっしゃい」
「いってきます‼」