第6章 クリスマスの魔法
12月24日(出発当日)
ガラガラ…
「う~ん‼ついに出発の日…」
村「おはようさん」
「おはよう」
村「このやりとりも、今日で最後やな」
「寂しいこと言わないで」
村「ホンマのことやんけ」
「(笑)」
村「今日、何時の飛行機??」
「ゆっくりしていきたいから、最終にした」
村「そっか……すばるに好きって言ったんか??」
「…言ったよ。なんかヒナちゃんのこと好きって勘違いしてたから、勢いで言っちゃった」
村「すばるはなんて??」
「困った顔してた…でもね、なんか伝えたら答えとかどうでもよくなっちゃって」
村「それでええんか?」
「むしろ、スッキリしちゃった。これで、心置きなくアメリカに行ける」
村「すばるの答えもちゃんと聞いてやれよ」
「私の想いに答えなんかいらないの」
村「…」
ガチャッ
村「!?!?」
渋「おはよう」
「こんな時間にどうしたん??」
渋「に話しがあって」
村「俺、外した方がええ??」
渋「いや、かまへん。、今日の21時に駅で待ち合わせせえへん??昨日の話ししたいねんけど」
「21時…」
渋「待ってるから。ほな、行ってくるわ」
「行ってらっしゃい…」
村「相変わらず、言いたいこと言って逃げるんやな」
「照れ隠しでしょ」
村「それより、21時って…」
「もう、バスに乗ってる時間だね…」
村「もう少し早くしてって伝えよか??」
「うぅん、大丈夫…ヒナちゃんも早くいかないと遅刻するよ‼」
村「ほんまや‼行ってくるわ。、後悔だけはすんなよ‼」
「分かってるって‼」
さてと、そろそろ、私も用意しようかな…