第1章 何気ない日々
『今年は巨大なクリスマスツリーが出現し、音と光の演出が計画されています。
このイベントを計画しているのは…』
製鉄所
ウィーン…チリチリ…
「う~ん…なにか足りないんだよね」
ガラガラ…
渋横村「ジャマするで~」
「ジャマするんだったら帰って」
横「相変わらず、そっけない奴やなぁ」
「いやいや、そう返せって言ったのはそっちでしょ?」
横「そうやな(笑) 相変わらず、女っ気ない格好してんなぁ」
「仕事着ですけど、何か??」
渋「そんな格好ばっかりしてんと、少しはマドンナを見習って、女らしくしてみたらどうや??」
「だから!!私の仕事着がこれなの。マドンナは、表向きで頑張ってるんだからそれはそれでいいの。」
横「まぁ、お前にあんな服が似合うとは思わんけどな」
渋横「(笑)」
「…自分達、何しに来たん??貶すだけだったら、帰って。」
村「まぁまぁ。、今年のクリスマスどうするん??」
「クリスマス?いつも通りだけど??」
渋「寂しいやっちゃなぁ」
「そんなん言う自分達は??」
村「俺と横は彼女と。」
「すばるは??」
横「すばるはフリーやから、またと過ごしたら??」
渋「フリーやけど、今年はちゃうで‼」
村「誰かと約束したん??」
渋「そうやねん‼実は…今年はマドンナ誘ってん‼」
「…は??マドンナ、クリスマスにイベントあるじゃん」
渋「そうなんやけど、終わったら少し時間作ってくれるんやって‼やから、メシ誘ってそのまま彼女にする‼」
横「気合い入ってるやん」
渋「当たり前やし‼これで、寂しいクリスマスとはお別れやで‼」
「………」
渋「と言うわけで、今年は1人にしてごめんなぁ。ケーキ届けたろうか??」
「いらないです。自分達、明日も仕事でしょ??さぁ帰った帰った‼」
横村渋「はいは~い。ほなな」
ガラガラ…パタン
「すばる、マドンナと過ごすんだ…」