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黒バス:恋愛小説
第1章 実渕玲央:金曜日の事情。
午前4時。
玄関のベルが鳴って玲央ちゃんが帰って来たんだと知る。
「玲央ちゃ…。」
急いで玄関を開けると、おかえりを言う前に彼の唇が私のそれを塞いだ。
「んっ…。」
後頭部を抑えられて口の中を激しく蹂躙される。
玲央ちゃんの舌に絡め取られて呼吸すらままならない。
「…はぁっ。」
ようやく離れた唇に崩れ落ちそうになった私を玲央ちゃんが支えた。
「本当に、馬鹿な女。」
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