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黒バス:恋愛小説
第1章 実渕玲央:金曜日の事情。
「知り合い?」
隣の彼が不思議そうに尋ねてくる。
「うん、大学の…後輩。」
他に言いようがなくてそう紹介する。
玲央ちゃんの目が一瞬見開かれたけど、すぐにいつもの表情に戻る。
「さぁカウンターでいいかしら?まさか先輩が恋人を連れてくるなんて。」
玲央ちゃんはにこにこしながら私たちを促す。
気にせずカウンターに向かう彼に私はついていくしかなかった。
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