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黒バス:恋愛小説

第1章 実渕玲央:金曜日の事情。




若干ほろ酔いの私は足がふらついて抵抗できない。


彼がたどり着いたお店を見て、止めようと思ったが遅かった。


「いらっしゃいませ。」


扉の開く音とともに聞こえたのは、懐かしい彼の声。


「…あら、先輩。」


顔を上げられない私は降ってきた言葉にどきりとする。


「あ、玲央…ちゃん。」


久しぶりね、と微笑む玲央ちゃんの顔は今まで見たどんな顔より綺麗だと思った。

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