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黒バス:恋愛小説

第1章 実渕玲央:金曜日の事情。




結局、玲央ちゃんにとって私はただの先輩で、来なくてもなんとも思わないんだなということだけがわかった。


多分、迷惑なのがなくなって清々しているだろう。


私はこんなに会いたいのに、きっと玲央ちゃんはそうじゃない。


それならもう、会わない方がいいのかもしれない。


『こちらこそ楽しかったです。またぜひ。』


そんな心にもない返事を返してまた溜め息。


言葉は簡単に嘘をつける。


玲央ちゃんがくれた言葉の中にも私に気を使った嘘があったのかと思うと少し涙が出た。

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