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黒バス:恋愛小説
第1章 実渕玲央:金曜日の事情。
玲央ちゃんの家に行かない土曜日はなんて長く感じるんだろう。
働き始めて、初めて玲央ちゃんのお店に行かない金曜日を過ごした私は、次の日当然自分の家で目を覚ました。
大きくあくびをして携帯を見ると連絡が1件。
でもそれは待ち望んだ玲央ちゃんからのものではなかった。
『昨日はとても楽しかったです。よかったらまたご飯でもどうですか?』
そのメッセージの上には昨日出会った彼の名前。
連絡先教えてないのに、誰よ教えたの。
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