• テキストサイズ

黒バス:恋愛小説

第1章 実渕玲央:金曜日の事情。




「はぁ…。」


長い長い平日。


今日はまだ火曜日なのに、玲央ちゃんに会わない日はとても長く感じる。


元気にしてるかなとか、大学はどうかなとか、好きな女の子はいるのかな、とか。


「どうしたのよ溜息ついちゃって。」


隣のデスクからそう声をかけてくるのは同僚の女の子。


「ううん、なんでもない。」


本当はわかってる。


大学生の玲央ちゃんにとって私といることがなんのプラスにもならないことぐらい。


玲央ちゃんは先輩の私だから断れないだけ。

/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp