第5章 やっぱり!
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「本当に!?理一とちゃんが付き合うの!?」
「ばあちゃんの勘が当たったよ」
栄は、至極嬉しいそうにニコニコしながらお茶を飲んでいる。
「理一おじさん、結婚するの?」
「んなわけねぇだろ。結婚するには、付き合ったりしねぇと」
夏希と翔太は、まだ未知の"結婚"と言うものに興味深々である。
「とうとう、理一も嫁さんもらうのか。俺達も年をとるわけだよな、万作」
「そうだな。そのうち、二世もできるだろうな」
「また、そうやってエロ親父になるんだから。お父さんのせいでちゃんが実家にきたくない、って言ったらどうするのよ」
「全く、うちは賑やかだねぇ」
親戚一同は、新たに身内になるであろうを歓迎するとともに、再び乾杯するのであった。